を14日間無料で試してみる
700以上ものツールと連携。システム障害を自動的に検出・診断するだけでなく、適切な障害対応メンバーをアサインし、デジタル業務全体の修復ワークフローを自動化します。
近年、多くの企業でインシデント管理の要求がより高度になっています。基本的なアラート機能だけでは十分でなく、エンドツーエンドのインシデントライフサイクル管理が求められる時代になりました。
現在Opsgenieをご利用の企業様の中には、より包括的なインシデント管理機能や継続的なイノベーションを求める声が高まっています。また、Atlassianによる最近のサポート終了発表により、今後について重要な選択を迫られているのが現状です。
このような背景から、PagerDutyのようなモダンなインシデント管理プラットフォームへの移行を検討される企業が増えています。
適切なプラットフォームの選択により、チームの働き方を変革し、生産性と効率性の大幅な向上を実現できます。本記事では、現代のインシデント管理において、PagerDutyが提供する具体的な価値と、移行によって得られるメリットについて解説します。
目次
Opsgenie | PagerDuty | |
---|---|---|
設計思想 | アラート管理に特化。従来型のチームベース中心の運用モデル。 | インシデント対応全体の自動化と最適化を重視。運用全体を網羅。 |
目的 | インシデント通知の効率化が主目的 | 顧客価値とビジネス成果を意識した運用改善プラットフォーム |
対応範囲 | アラート通知、オンコール管理、アラートとインシデントの分析 | インシデント検知から再発防止のための事後分析・知見の提供まで対応 |
アラート機能 | 基本機能は充実 | 重要度に応じたアラート対応の自動制御。アラートノイズ自動抑制機能あり |
AI自動化機能 | 限定的 | AIによるノイズ削減、根本原因の分析、ステータス・アップデートなどの機能あり |
拡張性 | Atlassian製品(Jira, Confluence)との統合が強み | 700以上の外部ツールと連携可能 |
ビジネス連携 | アラート処理に特化 | 対応時間・影響範囲をビジネス指標と連動して可視化・改善可能 |
将来性 | サービス終了が決定済み | AIや自動化などの技術を活用し継続的に開発・投資あり |
OpsgenieとPagerDutyの最も大きな違いは、インシデント管理に対するアプローチの根本的な差異にあります。
Opsgenieは基本的なアラート機能に特化したツールとして設計されており、現在はメンテナンスモードに入っています。これは以下を意味します:
一方、PagerDutyは単なるインシデント対応サービスではなく、エンドツーエンドのインシデントライフサイクル管理を加速するプラットフォームです:
この違いは、単なる機能の差ではなく、組織がインシデントを管理し、成功を測定し、顧客に価値を提供する方法の根本的な変革を意味します。
現代のデジタル運用環境では、従来のチームベースのインシデント管理モデルでは限界があります。
ビジネス成果との整合性
顧客は、どのチームが問題を担当しているかではなく、受けているサービスを重視します。そのため、チームの所有権に関する質問で時間を無駄にするのではなく、サービスへの影響とビジネス成果を明確に把握する必要があります。
スケーラビリティの要求
組織が成長するにつれて、チームベースのモデルは長期的な課題を生み出します。特に、オートメーションやAIエージェントを導入する新しい働き方にシフトする際に、この問題はより顕著になります。
リアルタイムの可視性
現代の運用では、インフラストラクチャ全体のリアルタイムな可視性が不可欠です。これには以下が含まれます:
Opsgenieの古いチームモデルの硬直したサイロから、ビジネス成果と直接連携するモダンなサービスベースアーキテクチャへ移行することで、以下のメリットを得られます:
実現できること:
基本的なアラート機能を超えて、検知から解決、学習まで、インシデントライフサイクルのあらゆるステップを処理するエンドツーエンドのインシデント管理機能を提供します:
実現できること:
Opsgenieユーザーが経験している不便なメンテナンス時間や理想的でないダウンタイムとは対照的に、PagerDutyは以下を提供します:
実現できること:
存在しないロードマップから、継続的なイノベーションの歴史を持つAI駆動の運用クラウドへの移行により、以下の機能を利用できます:
実現できること:
ここまで、なぜ多くの企業がPagerDutyを選ぶのか、その理由を解説してきました。では、実際にPagerDutyを導入した企業はどのような成果を上げているのでしょうか?
ここでは、国内の大規模IT運用現場でPagerDutyを活用している2社の事例をご紹介します。
NEC(日本電気株式会社)様では、1,000を超える社内システムと月間2万件のアラートを抱える大規模なIT運用現場でPagerDutyを導入。AIによるノイズ除去や自動エスカレーション機能を活用し、アラート数を約70%削減。インシデント対応の初動も大幅に高速化されました。さらに、ServiceNowなどのITSMツールと連携することで、インシデント対応の全工程を自動化・標準化し、運用負荷の大幅な削減と品質向上を実現しています。こうした大規模・複雑な環境でも、PagerDutyの拡張性と信頼性が高く評価されています。
NEC様事例詳細
インシデント対応における人の介在を最小化 本業にフォーカスして人ならではの付加価値を創出
アイレット様では、24時間365日体制で1万台以上のサーバーを監視。PagerDutyと独自システムを連携することでアラート対応の80%以上を自動化し、年間1,000人月もの運用工数を削減。平均一次対応時間も75%短縮するなど、運用効率と品質の両立を実現しています。多拠点・多システム連携やAIによる分析機能も活用し、継続的な運用改善を推進しています。
アイレット様事例詳細
PagerDuty を基盤とした一元化と自動化の推進で年間工数1,000人月を削減
PagerDutyへの移行は、インシデント管理機能を変革する戦略的決定です。移行を成功させるために、以下の準備を推奨します:
人員とチーム構造の文書化 移行対象となるすべてのチームとユーザーの明確なリストを作成し、名前、連絡先情報、チームとの関連、重要なワークフロー、オートメーションなどの詳細を含めます。
サービスアーキテクチャと統合計画 基本的なチーム構造を超えて、モダンなサービスアーキテクチャを設計します:
ワークフローとコラボレーションの強化 運用効率の向上により、チームを成功に導くために以下を見直し、アップグレードします:
変更管理の計画 Game DaysやFailure Fridaysなどのイベントを実施して、PagerDuty Web、Chat、モバイルアプリを使用した基本的なインシデントの動員、対応、管理に慣れることをベストプラクティスとして推奨します。
リアルタイムの重要な運用に依存するAtlassian JSMの顧客にとって、PagerDutyへのアップグレードは、業界をリードするインシデント管理機能とシームレスなJSM統合を獲得することを意味します。
この強力な組み合わせにより、記録システムと行動システムを補完し、自動化されたワークフロー、標準化された対応、包括的な文書化を提供します。結果として、より迅速な解決と改善されたサービス品質を実現し、成熟したインシデント管理プラクティスを通じて測定可能なビジネス価値を提供するより強力なITSMソリューションが得られます。
現在インシデント管理ツールの見直しを検討されている企業様にとって、PagerDutyは Fortune 100の70%が採用する信頼性の高い選択肢です。以前にPagerDutyを検討されたことがある場合でも、近年の機能強化により新たな発見があることでしょう。
インシデント管理は、問題が深刻化してから慌てて対応するものではありません。ビジネスの継続性が重要な現代において、基本的な機能だけで満足するのではなく、真に信頼できるプラットフォームを選択することが大切です。
組織の運用体制をより強固なものにするための第一歩として、ぜひPagerDutyの導入をご検討ください。詳しい情報についてはお問い合わせいただくか、まずは14日間の無料トライアルでPagerDutyの機能をお試しください。
私たちは皆様の運用改善をサポートし、チームがより効率的で生産的な働き方を実現できるよう、全力でお手伝いいたします。適切なツール選択により、組織全体のインシデント対応力を向上させ、ビジネスの成長を支える強固な運用基盤を構築しましょう。
700以上ものツールと連携。システム障害を自動的に検出・診断するだけでなく、適切な障害対応メンバーをアサインし、デジタル業務全体の修復ワークフローを自動化します。
目次