PagerDuty日本法人設立キックオフイベントを開催

2022.11.08更新
PagerDuty日本法人設立キックオフイベントを開催

インシデント管理・運用対応の自動化、精度アップを目指す日本企業が多く集結

2022年10月20日、デジタルオペレーションマネジメントで業界をリードするPagerDuty(ページャーデューティー)の日本法人設立を披露するキックオフイベントがアンダーズ東京で行われました。インテリジェントなインシデント対応、AIOps、プロセス自動化などを提供するツール「PagerDuty」を核に、企業のより良いデジタルエクスペリエンス提供のサポートを実践する同社は、海外クラウドベンダーの日本進出を支援するジャパン・クラウド・コンピューティングと戦略的パートナーシップを締結。22年5月、PagerDuty株式会社を設立し、日本での事業展開、サービス提供を加速化しています。今回は既にPagerDutyを活用いただいている企業様を含め80名超の業界関係者様をお招きし、開催したイベントの模様をレポートします。

PagerDuty日本法人設立キックオフイベントを開催

インシデント管理ツールの世界のデファクトスタンダードが日本に上陸

最初に開会のご挨拶として、PagerDuty株式会社代表取締役社長の山根伸行が登壇。多くのサービスがデジタル、テクノロジーによって支えられ、利便性が向上する一方で、その背景にある課題感を共有しました。

「近年、システム障害の件数は大幅に増加傾向にあり、2019年から2020年の1年間で重要なインシデントは約2割増加しています。その対応のため、ITエンジニアの労働時間は1年間で約12週間増え、1日換算で約2時間も増えています。さらにインシデントの多発は販売機会の損失や顧客満足度の低下、運用コストの増大につながり、運用担当者の方の負荷が高まることにより離職率が高まる。こうした多くの課題に日本企業の皆さまも直面されていると思います」。

PagerDutyはまさに時代の要請を受け、2009年、米国・サンフランシスコに誕生しました。世界初のリアルタイムにインシデントに対応するソリューションを提供し、現在、2万社以上の実績、100万人以上のユーザー、Fortune100の65%以上が採用。この領域で世界のデファクトスタンダードになっています。

PagerDutyの特徴は、①障害の検知、②優先順位付け、③担当者の動員、④解決、⑤再発防止まですべてのプロセスをサポートすること。山根はその強みとして、「AI」「自動化」「リアルタイム」のキーワードを挙げ、PagerDutyが持つ機能の優位性について解説しました。

「障害の検知と優先順位付けにおいては、上がってくる多くのアラートに対し、AIを使って本当に見るべきアラートのみを集約する技術を擁し、約80%以上のアラートを削減できます。また、インシデントの原因特定についても、過去のインシデント解決履歴、最近、システムに変更があった場合の更新履歴、障害が発生した時点で、他のサービスで発生している関連性の高いインシデント、といったヒントになるような情報を自動でご提供します」。

インシデントを自動で診断・修復までリアルタイムに実現するのもポイントで、「劇的なコストと時間の削減、従業員の皆さまの生産性向上に大きく貢献します」と紹介します。

日本でも既に270社以上のお客様が利用し高い評価を得る

PagerDuty日本法人設立キックオフイベント風景

PagerDuty株式会社は米国以外では初の現地法人です。「日本でも既に270社様以上にご利用いただいており、弊社設立前からご利用いただいているお客様も数多くいらっしゃいます。今後は営業、サポート、カスタマーサクセス、コンサルティング、バックオフィス業務など、会社経営に必要となる機能を集約すべく急ピッチで採用活動をしており、メンバーの拡充によるサポート体制の充実と拡大を実現していきます」(山根)。

ここで、PagerDuty米国本社の会長兼CEO Jennifer Tejada(ジェニファー・テハダ)による動画メッセージが紹介されました。

PagerDuty米国本社の会長兼CEO Jennifer Tejada(ジェニファー・テハダ)による動画メッセージ

「日本には世界有数の革新的企業や有力なクラウド企業、デジタル成熟度の高い企業が多くあります」。その観点から、「PagerDutyは皆さまとのビジネスによって大きな市場機会を得られると確信しています。生産性と効率性を向上させてチームの潜在能力を引き出し複雑なデジタルシステムサービスを上手く管理して、顧客体験を改善する方法を見つけ出します。これにより社内の業務体験と顧客体験の両方を円滑に向上させることができます」とし、日本法人へ寄せる大きな期待を語ってくれました。

その後、PagerDutyの全社員が壇上に上がり、山根はPagerDutyのパーパス「未来を創るための時間と効率性をあらゆるチームにもたらします。」を紹介。「日本のITエンジニアの幸せと経営への貢献、この2つを目指していきます」と力強く宣言しました。

日本法人誕生でサポート体制の拡充に期待が寄せられる

その後の質疑応答でもユーザー管理や具体的な自動化の取り組みなど、活発な意見交換が行われ、ドリンクやフードの準備が進められる中、懇親会へと移ります。

懇親会の冒頭では、今回、来日した米国本社のSenior Vice President・Chief Customer Officer、ManjulaTalrejaより挨拶がありました。

現代の厳しい経営環境下、PagerDutyのようなサービスの重要性が増していると指摘し、「私たちPagerDutyは元々、Amazonに在籍していた3人のエンジニアがスタートした会社で、予想外のインシデントへの迅速な対応、サポ―トを目指し創業されました。日本の皆様の企業活動に対しても、貢献ができるものと信じております」と力強く語りました。

乾杯の挨拶は2006年よりクラウド事業のMSP運用にPagerDutyを活用いただいている、アイレット株式会社クラウドインテグレーション事業部の廣山様にお願いいたしました。廣山様は、アラート対応においてPagerDutyがなくてはならない存在になっていると言及。「日本法人を立ち上げられて、さらに日本のマーケットに注力いただけるとのことで、頼もしい限りと期待しています」とコメントをいただきました。

乾杯後の歓談タイムでは、1人1社で参加いただいている初対面同士のお客様が多い中、名刺交換を機に、旧知の仲のように話し込むシーンがあちこちで見られました。

すでにPagerDutyをご利用のお客様、インシデント対応に悩んでいるお客様、同じ課題感を抱える同士、情報交換に余念がない様子。閉会後も「非常に有意義な情報交換ができた」「またセミナーやイベントを実施してほしい」といった声が寄せられました。

今後も折に触れて、お客様と私共、そしてお客様同士との交流活動を積極的に実践していきたいと考えています。

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

PagerDutyソリューション解説動画
現代のシステム運用を取り巻く課題 / 現場エンジニアを救う処方箋とは?

システムが複雑化し、その変化も加速する中、システム運用を担う現場エンジニアの負荷は日々高まっています。
「インシデント対応」を例に、具体的に現場でどのような課題があるのかをご紹介。
そして、それらの課題をPageDutyがどのように解決できるのか、デモを交えて解説します。→ PagerDutyの資料をみる(無料)

PagerDury ソリューション解説動画

この記事が気になったら

  • Facebook
  • LinkedIn
  • twitter
  • はてなブックマーク

PageDuty公式アカウントをフォロー

  • Facebook
  • LinkedIn
  • twitter

関連ブログ記事関連ブログ記事

検索検索
タグタグ
インシデントをより早く・少ないリソースで解決
閉じる