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【開催レポート】
PagerDuty Japan Community Meetup Vol.2を開催しました!

開催レポート「PagerDuty Community Meetup vol.2」

みなさんこんにちは!PagerDutyのProduct Evangelist、jacopenこと草間です。

2024年3月5日に「PagerDuty Japan Community Meetup Vol.2」を開催しました。今回はいつものPagerDutyブログとはテイストを変え、軽い感じでイベントレポートをお送りします。

Vol.2だけど実質Vol.1?「PagerDuty Japan Community Meetup」

このCommunity Meetupですが、第1回は2022年の12月に開催されました。私はまだ入社前だったので、伝え聞くところでしかイベントの様子は分からないのですが、さまざまなユーザー様にご登壇いただいてとても盛況だったようです。

ですが、どちらかというと「PagerDutyが提供するイベント」としての性格が強く、「コミュニティ」として継続することが出来ていませんでした。結果として、1年と数ヶ月間が空いてしまったというわけですね。

今回、Product Evangelistとして私が入社したこともあり、本格的にコミュニティの稼働に力を割けるようになりました。そこで、Vol.2と名前がついているものの、コミュニティとしては実質的な第1回であるという意気込みで臨みました。

また、個人的にイベントの配信にとても強い想いがあるため、会場に配信機材を持ち込んでのハイブリッド開催となりました。今からでもYouTubeでイベントを視聴できますので、是非ご覧ください。

セッション1: PagerDutyを活用したオンコール運用の軌跡(ココナラ編)

セッション1つめは、株式会社ココナラの川崎さん(@yuta_k0911)にご登壇いただきました。ご登壇をお願いしたきっかけは、昨年開催したPagerDuty Advent Calendar 2023です。このAdvent Calendarで川崎さんが書いてくださったのが、「PagerDutyを活用したオンコール運用の軌跡」というエントリーです。

PagerDutyを使い始める前のオンコール運用の話からはじまり、どのような課題が発生していたのか、そしてPagerDutyを使うことでどのような運用に進化したのかがとても分かりやすく解説されている記事です。それだけでなく、PagerDutyの推し機能や今後PagerDutyに期待したいことまで、とても分かりやすく、かつこれから取り組む形も有用な情報が纏まっており、大変素晴らしい内容でした。

そこで、今回Community Meetupをリブートするにあたり、最初のご登壇をお願いしたところ快諾いただいたという流れです。さらには会場提供までしていただけることになり、とても感謝しています🙏

川崎さんのセッションは、ブログエントリーをたたき台としつつも、それだけではないさまざまな情報が追加されていました。

ココナラ、PagerDuty Community Meetup 1

PagerDutyが一番費用対効果が高いと判断🙌

ココナラ、PagerDuty Community Meetup 2

オンコール運用関係者が同じ方向を向いて動けることが重要 🏃

会場の熱気もあってか、途中からカメラが熱でシャットダウンしてしまうというアクシデントもありましたが、それほどまでにいいセッションでとても良かったです。YouTubeにチャプターつけていますので是非川崎さんのアーカイブをご覧ください。

資料はこちらで公開されています!

セッション2: PagerDuty AIOpsのご紹介

続いては、PagerDutyのTomoさん (Tomoyuki Fujino)からPagerDuty AIOpsのセッションです。PagerDutyは「インシデントが起きたら電話をかけるサービス」という認識の方も多いと思います。それは間違いではないのですが、それだけではないのです。

近年PagerDutyに送られてくるイベント件数が飛躍的に増加しています。それだけ、管理しないといけない環境が増えたり、起きるイベントも増加しているというわけですね。

PagerDuy AIOps 1

これらを、従来通りの運用をしていたのでは大変です。人がいくらいても足りません。そこで、AIの力を使って支援しますよというのが、PagerDutyのAIOpsです。

たとえばたくさん送られてくるアラートを賢くフィルタリングしてノイズを削減したり、障害の切り分けに役立つインサイトを提供したり、マニュアル作業を自動化したり・・・と、インシデント対応において痒いところに手が届く機能が盛りだくさんです。

PagerDuy AIOps 2

個人的にはPagerDutyのメリットを最大限に享受するには必須の機能だと思っています。まだ活用出来ていないよという方、是非お試し下さい。

セッション3: インシデントレスポンスもGenAIの時代! PagerDuty Copilotを活用したかしこい運用

続いて、私jacopenがPagerDuty Copilotの話をしました。2022年から一気に盛り上がった生成AI。みなさんもChatGPTをはじめとしたさまざまなサービスを活用されているのではないでしょうか。

PagerDuty Copilotは、そんな生成AIを活用した、インシデント対応の未来を垣間見られるPagerDutyの新機能です。

インシデント対応中は、さまざまな割り込みや情報の洪水がありパニックになりやすいですよね。そういった状況を、GenAIが助けてくれるのであれば、なんだかとても楽になりそうですよね。

AIとインシデント対応

今回はライブデモでCopilotの機能をご紹介しました。たとえば、Chatbot機能です。Chatbotに対して「今どんな状況?」と聞くと、状況をまとめて報告してくれるのです。すごい!

PagerDuty Copilot

そのほか、ステータスアップデートの文言を自動的に生成してくれる機能や、自動化を支援してくれる機能などもあります。さらには、SREのプラクティスでもよく取り上げられるポストモーテムのたたき台を生成してくれる機能もあります。発生したインシデントのイベントを時系列にしてレポートするのはとても骨の折れる作業ですが、PagerDutyにはそういったイベントが全てデータとして残っているため、生成AIを活用することで自動化できちゃうわけですね。なかなか未来を感じませんか?

PagerDuty Copilot 2

デモの様子はアーカイブに残っていますので、気になる方はチェックしてみてください。

お知らせ: PagerDutyファンブック(仮) 執筆参加へのお誘い

最後にご登壇いただいたのが、イオンスマートテクノロジーの林さん(@morihaya55)です。みなさん、技術書典というイベントをご存じですか? このイベントは、技術系同人誌を頒布するための即売会で、2016年から開催されています。私も、過去2回ほど本を書いてサークル参加したことがあります。

今回、林さんの呼びかけでPagerDutyのファンブックを執筆しようということになりました。そのための執筆者を募集するのがこちらのセッションでした。興味のある方は是非林さんにコンタクトしてみてください。私も著者の1人として参加します!

PagerDuty ファンブック

インシデント対応を強くする秘訣は、コミュニティにあり!

今回のイベントの中で、とても印象に残ったのが、川崎さんのセッション中にあったこちらのスライドです。

自分の当たり前は誰かの発見

何かを話そうかなと思ったとき、「いや、これは当たり前すぎるから話す必要ないかな・・・」と二の足を踏んでしまうことがよくあります。自分もあります。

ですが、意外とそんなことはないんですよね。自分にとっては当たり前のことも他の人からすると新発見だったり、その逆もしかり。なので、そこは気にせずどんどん発信するのが良いかなと思います。そうすることで、自分たちだけでなくコミュニティ全員のインシデント対応に対する知識やスキルが上がっていくのかなと。

その発信の場所を、PagerDuty Japan Community Meetupを継続することで提供し続け、誰にとってもメリットがある集まりにしていきたいなと思っています。

今後は四半期に一度ペースで開催していきます。今回参加出来なかった方も、次回は是非ご参加いただけると嬉しいです!

ConnpassのPagerDutyコミュニティのメンバーになっておくと、新たなイベントが公開された時にすぐに情報を得ることができますのでおすすめです。

参加者によるレポート

参加者や登壇者によるレポートも上がっていますので、こちらも併せてご覧ください!

「PagerDuty Japan Community Meetup Vol.2」へ登壇しました!

[レポート] PagerDuty Japan Community Meetup Vol.2 #pagerduty

「PagerDuty Japan Community Meetup Vol.2」へ登壇しました!

PagerDutyソリューション解説動画
現代のシステム運用を取り巻く課題 / 現場エンジニアを救う処方箋とは?

システムが複雑化し、その変化も加速する中、システム運用を担う現場エンジニアの負荷は日々高まっています。
「インシデント対応」を例に、具体的に現場でどのような課題があるのかをご紹介。
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