を14日間無料で試してみる
700以上ものツールと連携。システム障害を自動的に検出・診断するだけでなく、適切な障害対応メンバーをアサインし、デジタル業務全体の修復ワークフローを自動化します。
近年、デジタルサービスの重要性が高まる中、システム障害への迅速な対応がビジネスの成否を左右するようになりました。深夜にシステムトラブルが発生した場合でも、適切なインシデント管理体制があれば、影響を最小限に抑えることができます。
これまで多くの企業でOpsgenieが活用されてきましたが、2027年のサポート終了が発表されたことで、新しいインシデント管理プラットフォームへの移行を検討する企業が増えています。この変化は、従来の運用体制を見直し、より効果的なインシデント対応を実現する良い機会ともいえるでしょう。
本記事では、現代のインシデント管理に求められる機能と、Fortune 100企業の多くがPagerDutyを選択している理由について詳しくご紹介します。
目次
インシデント管理ツールを選ぶ際、それぞれの設計思想の違いを理解することが大切です。
JSMは、もともとチケット管理システムとして開発され、後からアラート機能が追加されました。一方で、PagerDutyは、最初からインシデント管理専用に設計されたプラットフォームという特徴があります。
JSM | PagerDuty | |
---|---|---|
設計思想 | チケット管理を中心に開発されたITSMツール | インシデント対応専用に設計されたプラットフォーム |
アラート機能 | 後付けの基本的なアラート通知機能 | リアルタイム通知・自動エスカレーション機能が標準搭載 |
AI・分析機能 | 分析機能は限定的 | AIによる根本原因分析、ノイズ抑制機能を搭載 |
稼働時間 | 定期的なメンテナンスが必要 | メンテナンス不要で24時間365日稼働可能 |
システム連携 | Atlassian製品を中心とした連携(制限あり) | 700以上の外部サービスと連携可能(Slack, AWS, Datadogなど) |
対応範囲 | インシデント発生後のチケット管理に重点 | 検知〜通知〜対応〜復旧までインシデント対応の全工程をカバー |
JSMは、もともとチケット管理システムとして開発され、後からアラート機能が追加されました:
PagerDutyは、最初からインシデント管理専用に設計されたプラットフォームです:
この設計の違いが、実際にトラブルが発生した際の対応力に大きな差を生みます。
現代のIT環境では、基本的なアラート機能だけでは対応しきれない課題が多く存在します。
システムの24時間稼働要件
重要なサービスを提供する企業では、インシデント管理ツール自体が停止することは許されません。システムメンテナンスのために一時的に利用できなくなる状況は、ビジネスリスクそのものです。
複雑化するシステム構成への対応
最近のITシステムは複数のサービスが複雑に連携しており、単純なアラート通知だけでは問題の全体像を把握できません。どこに根本原因があり、どの範囲に影響が及んでいるかを素早く特定する必要があります。
組織成長に対応できる拡張性
会社が成長するにつれて、管理すべきシステムも増加します。手作業に頼った運用では限界があり、自動化と効率化が必要不可欠になります。
分散チームでの効果的な連携
リモートワークが一般的になった現在、チーム間での情報共有と迅速な意思決定を支援する仕組みが重要です。
Fortune 100企業の3分の2がPagerDutyを採用している背景には、明確な理由があります。
PagerDutyは10年以上にわたってインシデント管理に特化したプラットフォームを開発し続けています:
具体的なメリット:
単なるアラート通知を超えて、AIを活用した分析機能で問題解決を支援します:
具体的なメリット:
最初のアラート検知から事後分析まで、インシデント対応の全工程をサポートします:
具体的なメリット:
実際にトラブルが発生した際の対応力に、明確な違いが現れます。基本的なツールが複雑な問題に対処できずにいる間に、PagerDutyの自動化機能により迅速な問題特定と解決が可能になります。
ここまで、なぜ多くの企業がPagerDutyを選ぶのか、その理由を解説してきました。では、実際にPagerDutyを導入した企業はどのような成果を上げているのでしょうか?
ここでは、国内の大規模IT運用現場でPagerDutyを活用している2社の事例をご紹介します。
NEC(日本電気株式会社)様では、1,000を超える社内システムと月間2万件のアラートを抱える大規模なIT運用現場でPagerDutyを導入。AIによるノイズ除去や自動エスカレーション機能を活用し、アラート数を約70%削減。インシデント対応の初動も大幅に高速化されました。さらに、ServiceNowなどのITSMツールと連携することで、インシデント対応の全工程を自動化・標準化し、運用負荷の大幅な削減と品質向上を実現しています。こうした大規模・複雑な環境でも、PagerDutyの拡張性と信頼性が高く評価されています。
NEC様事例詳細
インシデント対応における人の介在を最小化 本業にフォーカスして人ならではの付加価値を創出
アイレット様では、24時間365日体制で1万台以上のサーバーを監視。PagerDutyと独自システムを連携することでアラート対応の80%以上を自動化し、年間1,000人月もの運用工数を削減。平均一次対応時間も75%短縮するなど、運用効率と品質の両立を実現しています。多拠点・多システム連携やAIによる分析機能も活用し、継続的な運用改善を推進しています。
アイレット様事例詳細
PagerDuty を基盤とした一元化と自動化の推進で年間工数1,000人月を削減
既にAtlassian JSMをご利用の企業様にとって、PagerDutyとの組み合わせは理想的な解決策です。
JSMが得意とする業務管理とPagerDutyの高度なインシデント対応機能を組み合わせることで、以下のメリットを得られます:
この連携により、企業のITサービス管理(ITSM)全体がより強力で効率的なものになります。
PagerDutyへの移行は、多くの企業が想像するよりもずっと簡単です。私たちの移行専門チームが、プロセス全体をサポートいたします。
移行サポートの内容:
これまでに多くのOpsgenieユーザー様の移行をお手伝いしており、通常数ヶ月かかると思われる作業を数日から数週間で完了できる実績があります。エンタープライズプランでは、経験豊富な専門チームが移行プロセス全体を通じてサポートいたします。
インシデント管理プラットフォームの見直しは、単なるツールの入れ替えではありません。組織全体の運用能力を向上させ、ビジネスの競争力を高める重要な投資です。
PagerDutyは、現代の企業が求める高い信頼性、継続的な
技術革新、そして包括的なインシデント管理機能を提供します。問題が発生してから対応するのではなく、事前の準備と適切なツール選択により、組織全体の対応力を底上げすることが可能です。
より強固で効率的な運用体制の構築に向けて、ぜひPagerDutyの導入をご検討ください。詳細な情報はお問い合わせからご相談いただけます。まずは実際の機能をお試しいただき、現在の運用との違いを体感していただくことをお勧めします。
私たちは、お客様の運用改善を全力でサポートし、業界をリードする企業と同等の信頼性と効率性を実現できるよう支援いたします。適切なプラットフォーム選択により、持続可能な成長を支える強固な運用基盤を一緒に構築していきましょう。
700以上ものツールと連携。システム障害を自動的に検出・診断するだけでなく、適切な障害対応メンバーをアサインし、デジタル業務全体の修復ワークフローを自動化します。
目次