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現在、多くの企業にとってデータアクセスのセキュリティとコンプライアンスは、重要事項となっています。そのため、ITチームが新しいシステムを導入・設定する際には、これらの規則に従うことが求められます。
特に大企業では、必要なデータにのみアクセスできるように制限する「権限モデル」が重要です。
アクセス制限を設けることにより、セキュリティ基準を維持しながらも、効率的なリソースの管理が実現できるでしょう。
権限モデルでは、アクセスコントロールリストに基づき、特定のオブジェクトに対するユーザーのアクセス権を設定します。そのため、企業には管理者がユーザーのアクセス権を管理できるようなツールの導入をおすすめします。
権限管理に適したインシデント管理システムの導入により、セキュリティとデータ保護のポリシーに従いながら、チーム全体の業務を効率的に管理できるでしょう。
本記事では、インシデント管理におけるユーザー権限の重要性と、インシデント管理ツールを選ぶポイントを紹介します。また、ユーザーロール・権限の管理に適したインシデント管理ツールとして「PagerDuty」も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
インシデント管理ソリューションにおいて、ユーザーロールや権限の設定は、組織運営の効率化やセキュリティ向上に直結する重要な要素です。
以下に、それぞれのロールと定義について解説します。
ユーザーロールとは、インシデント管理プロセスにおいて、各スタッフが果たす役割を指します。例えば、管理者やマネージャー、対応者、オブザーバーなどが挙げられます。
ユーザーロールを明確に定めると、セキュリティの強化や業務の効率化、管理の簡素化、責任分担が可能です。
また、スタッフのロールごとに権限を管理すると、新しいスタッフが加わった際に、個別に権限を設定する手間が省けます。
ユーザー権限とは、エンジニアがシステム内で実行できる操作や、アクセスできるデータの範囲を指します。
適切なユーザー権限の設定により、重要な情報へのアクセスを特定の個人やチームに限定することが可能です。
例えば、インシデントに関するデータは関係者のみがアクセスできるように設定すると、スタッフが不必要な情報に影響されなくなります。特に、インシデントに関する機密情報は、情報漏洩リスクの観点から、アクセスを特定のスタッフやチームに制限するとよいでしょう。
また、適切な権限管理は、法令や社内規定に基づいてデータへのアクセスを制限する際に効果的です。
したがって、企業の権限管理には、拡張性の高いインシデント管理システムの導入をおすすめします。
例えば、ITサポートチーム全員に同じ権限を与えたい場合、一人ひとりに設定するのではなくチーム全体にまとめて設定できるようなツールだと便利です。
拡張性の高いツールの導入により、ユーザーごとに手動で権限を設定する手間を省きつつ、重要な情報や機密情報へのアクセスを制限できるでしょう。
インシデント管理をより効率的に実施するには、ユーザーロールと権限の設定が重要です。
その理由としては、以下が挙げられます。
ユーザー権限管理ツールを選定する際に考慮すべき、4つのポイントを紹介します。
ユーザーのロールと権限の設定は、企業にとって重要です。
そのため、インシデント管理システムを導入する際は「誰がどのデータや機能にアクセスできるか」を最初に設定しましょう。
ユーザーロールと権限の管理は現場のチームリーダーが最適です。
例えば、大企業では中央の運用管理チームと、各部門に独立して運用を行なうチームがあり、権限管理の一貫性を保つことが難しいケースがあります。
一方、中規模企業では、複数のシステムやインフラが存在して運用責任が分散しているケースが考えられます。
管理者は、このように複雑な状況下でも、各チームが必要な情報やシステムに迅速かつ安全にアクセスできるよう、ユーザーのロールと権限を適切に管理しなくてはいけません。
したがって、NOCチームやCentralOpsチーム、DevOpsチームのマネージャーなど現場のチームリーダーが権限管理者に適しているといえます。
チームリーダーは、業務内容や必要なツール、システムに精通しており、どのスタッフがどの権限を必要としているかを把握しています。
適切な権限管理により、スタッフは業務に必要なデータやシステムへと迅速にアクセスできるでしょう。
「PagerDuty」は、特定のユーザーやチームに対して細かく権限を付与・変更できる「カスタム権限」機能を備えています。
そのため「PagerDuty」は、ユーザーロールと権限の管理に適したインシデント管理ツールといえるでしょう。
具体的な機能は以下のとおりです。
これらの機能により、企業は厳しいコンプライアンス規定を守りながら、ユーザーがどの情報やシステムにアクセスできるかをしっかり管理できるでしょう。
「PagerDuty」には、重要な管理機能を持つ3つのアカウントがあります。
以下のロールが割り当てられたアカウントは、権限や機能が決められており、容易に変更できません。
また、アカウントオーナー・グローバル管理者・ステークホルダー以外のユーザーには、以下の5種類の基本的なロールのうち、一つが割り当てられます(変更可能)。
各アカウントに、これらのロールが割り当てられることで、必要なアクセス権を付与できます。
例えば、あるユーザーにはチームを管理する「マネージャー権限」を与え、別のサービスやエスカレーションポリシーに対しては「対応者」または「オブザーバー」の権限を付与するといった設定が可能です。
このように「PagerDuty」では、ユーザーに必要な権限を柔軟に設定できます。
「PagerDuty」に関する詳しい資料や導入事例は、以下のページからダウンロードいただけます。
https://www.pagerduty.co.jp/resources
インシデント管理において、企業がユーザーロールと権限を適切に導入するためには、まずスタッフの役割を明確に定義するとよいでしょう。
その後、各スタッフに権限を設定して、必要な情報やシステムだけにアクセスできるようにします。
スタッフが自分のロールと権限を正しく理解するためにも、その意味や注意点をしっかり伝えましょう。
さらに、定期的にロールと権限の設定を見直すことで、業務の変化や新たなリスクに対応できるかもしれません。
「PagerDuty」には、チームごとにスケーラブルな権限設定および可視性のコントロール、柔軟に調整可能なユーザー権限、ChatOpsなど、ほかのツールとの関連付けを行なう機能を備えています。
これらの機能の活用により、インシデント管理におけるスタッフのロールと権限設定の効率化が可能です。
興味のある方は、ぜひ14日間の無料トライアルをご利用ください。
「PagerDuty」の活用により、権限管理を最適化して、より効果的なインシデント管理を目指しましょう。
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https://ja.pagerduty.com/sign-up/
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